The Girl in the Photographs | ザ・ガール・イン・ザ・フォトグラフ

田舎のキチガイと都会のキチガイの背比べ

作品データ

2015年 アメリカ
監督: Nick Simon
出演: Kal Penn、Claudia Lee、Kenny Wormald
->imdb

あらすじ

 クソ田舎スピアフィッシュ。町の退屈さやボーイフレンドの田舎ッペっぷりにに嫌気がさしつつも、そこから抜けだすことができず悶々としているコリーン。
朝早く勤め先のスーパーに出社したところ、店の掲示板には頭を潰された女の死体写真が貼り付けられていた。
 警察は「まぁ、写真だけだし“アウトサイダーアート“かもしれないじゃん?」とあまり本気で調査する気もなさそう。しかし、コリーンは、ふと目にした雑誌の表紙が死体写真とポーズが似ていることに気がつき、雑誌の写真家に匿名掲示板を利用して連絡する。写真家はポールという男。多少名が売れているせいか、ちょーしこいたアーティスト気取りの彼は「どこかの田舎でワスの写真を死体アートでパクったやつがおるらしいで!これはこの町に行くしかない!」とLAからサウスダコタのスピアフィッシュまで、スタッフとともに車を飛ばす。

だっせぇポップでセルフィ 常にカメラを手放さないバカ

 町についたポールたちは早速、田舎の娘達を呼び集めてパーティを開始。スーパーで彼らに出会ったコリーンも誘われ、同僚のジルとともにパーティに行く約束をする。だが、その夜、ジルは殺人鬼に拉致され無残に殺されてしまう。待ち合わせに来ないジルを置いて一人、パーティに出向くコリーン。しかし、ポールたちの失礼な態度にすぐ立ち去ろうとする彼女。ところが、彼女の車には再び顔を潰された女の写真が貼り付けられていた。写真はジルの死体なのだが、顔面を潰されているため気がつかないコリーン。そして彼女は、度重なる事件に「こんな物騒な田舎町とはおさらばだ!」と共に町を出る決心する。しかし、うっかりジルの携帯にメールをしてしまい、それは殺人鬼の知るところとなる。そう、彼らの本当の狙いはコリーンだったのだ・・・。

バカは惨殺 ネーチャンは監禁

レビュー

 この映画には2組のキチガイが出てくる。ひとつは殺人鬼(2人組なのだ)、もう一つは写真家グループだ。前者は言わずもがな、後者がなかなか酷い。そもそも売れている芸術家とは頭のネジが吹っ飛んでいるモノだが、この写真家連中はおしなべて性格が悪い。田舎者を徹底的にバカにし、人殺しを面白がる。会話のネタも殆どが下ネタだ。スピアフィッシュの道路標識の人口を見て、「うへへ、オイラ、この町の人口よりも多い奴らとアナルセックスしてやったわい」などと言ってのける。殺人鬼グループも”ゲージツ的なゴア写真を撮りたい”という欲求のみが突っ走ったようなキチガイなのだが、写真家連中のクソっぷりの方が印象に残る。それ以外は至って普通のスラッシャーだ。しかし、前述の写真家グループがとにかく不愉快なので、彼らが次々と血祭りにされる後半の爽快感が倍増する。殺人鬼グループのマスクがなかなかカッコイイし、その目的もイマイチ不明瞭なのが不気味で良い。

なんとなくカッコイイ殺人鬼2人組
後片付け
食べ過ぎだよね。

 本作は、ウェス・クレイヴンの最後にエグゼクティブプロデュースに名を連ねた作品。それ故か、オープンニングに登場する映画館で上映されている作品のタイトルは「Blood Relations」となっている。これは「サランドラ」の元ネタとなった脚本のタイトルだ。また同じく冒頭で惨殺されるのは「アメリカン・ドクターX」のキャサリン・イザベル。この人は最近、こういったスラッシャー映画でモブ的に殺される役で登場することが多いなあ。監督は清掃人が巻き込まれる不可思議な殺人事件を描いた「Removal」のニック・サイモン。

Blood Relationsの文字 即退場するイザベル姉さん

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