[短評] A L' interieur(aka. INSIDE,屋敷女)

2008.04.06 追記
トルネードフィルム配給で 『屋敷女』という、絶望的なセンスの邦題で
2008年夏に公開されます。公式はこちら
Beatrice Dalleがちょっとだけ望月峯太郎の「座敷女」に似て無くもないけどさ
このタイトルは「バス男」並に酷い。

Synopsis

Sarahは交通事故に遭う。

運転していた夫は死んでしまうが、妊娠中であったにもかかわらず、
無事回復したSarahは退院。出産のために自宅に戻ってきた。

夫を失い、鬱々としたクリスマスの日を過ごすSarahの元に
怪しい女が訪ねてくる・・。

review

毎度おなじみ、タチの悪さでは定評のあるフランス産スプラッターです。

『Haute Tension』をも凌駕する凄まじくぶっ飛んだキチガイ襲撃者が登場。
これが最高に悪い!
キチガイとは書きましたが、この襲撃者は狂っていないのだ。


オマエノコドモヲヨコセ


これ一心で、Sarahとその関係者を付けねらう「女」。
名前すらも分かりません。(クレジットにも「女」としか書かれていません)

演じるは Beatrice Dalleさん。imdbで調べると分かるとおり
素敵な芸歴をもっていますが、その容姿たるや強烈です。
http://www.imdb.com/media/rm4019427840/nm0001095
(すきっ歯ってありなんだなあ。。。)

この強烈な顔つきで、ギーギーというSEと共に襲いかかってくるわけですよ。
正直、久しぶりに「嫌なモノを観た」という気持ちにさせてもらいました。
嫌な気分以外、何も残りません。本当に嫌な映画です。

『Haute Tension』なんかは、最後それなりにカタルシスがあり、
Radioheadの曲など流してみたり、比較的おしゃれさんな雰囲気がありましたが、
この映画はそんな甘っちょろいことはしません。

カタルシス無し、BGM無し、オチ無し。
ただただ、人体が無意味に破壊されていくただそれだけの映画。

ちょっと珍しいかな?っと思うのは、母体(Sahar)がダメージを受けるたび
お腹の赤ちゃんがスクリーン一杯のどアップでに気張るところ。
結構良く出てくるんですが、これがまた嫌な感じなんですよ。

そんなA L' interieurですが、2008年中に日本公開されるらしいとのこと。
しかし、配給会社は「このまま上映するのは、ちょっと・・・」
っと非常に頼りない感じなのが許せません。『Haute Tension』の時もそうでしたが。

客はその素晴らしい作り物の切株を見に来るのだ。
それをカットしてどうするというのか。

オーメンのクビチョンパが無かったら何を観るんだ?
13金のマーシーの顔面斧が無ければ何を観るんだ?


でも、妊婦の腹を警棒でぶん殴ったり

生きたまま腹をかっさばくシーンを観て

嫌悪感を抱くにあたり、意外と自分ってモラリストなんかなぁ・・と思ってみたり。
なんにせよノーカットで上映して欲しいなぁ。。。

Posted at 2008-04-05(Sat) in 短評
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