[短評] A L' interieur(aka. INSIDE,屋敷女)
トルネードフィルム配給で 『屋敷女』という、絶望的なセンスの邦題で
2008年夏に公開されます。公式はこちら。
Beatrice Dalleがちょっとだけ望月峯太郎の「座敷女」に似て無くもないけどさ
このタイトルは「バス男」並に酷い。
Synopsis
Sarahは交通事故に遭う。
運転していた夫は死んでしまうが、妊娠中であったにもかかわらず、
無事回復したSarahは退院。出産のために自宅に戻ってきた。
夫を失い、鬱々としたクリスマスの日を過ごすSarahの元に
怪しい女が訪ねてくる・・。
review
毎度おなじみ、タチの悪さでは定評のあるフランス産スプラッターです。『Haute Tension』をも凌駕する凄まじくぶっ飛んだキチガイ襲撃者が登場。
これが最高に悪い!
キチガイとは書きましたが、この襲撃者は狂っていないのだ。
オマエノコドモヲヨコセ
これ一心で、Sarahとその関係者を付けねらう「女」。
名前すらも分かりません。(クレジットにも「女」としか書かれていません)
演じるは Beatrice Dalleさん。imdbで調べると分かるとおり
素敵な芸歴をもっていますが、その容姿たるや強烈です。
http://www.imdb.com/media/rm4019427840/nm0001095
(すきっ歯ってありなんだなあ。。。)
この強烈な顔つきで、ギーギーというSEと共に襲いかかってくるわけですよ。
正直、久しぶりに「嫌なモノを観た」という気持ちにさせてもらいました。
嫌な気分以外、何も残りません。本当に嫌な映画です。
『Haute Tension』なんかは、最後それなりにカタルシスがあり、
Radioheadの曲など流してみたり、比較的おしゃれさんな雰囲気がありましたが、
この映画はそんな甘っちょろいことはしません。
カタルシス無し、BGM無し、オチ無し。
ただただ、人体が無意味に破壊されていくただそれだけの映画。
ちょっと珍しいかな?っと思うのは、母体(Sahar)がダメージを受けるたび
お腹の赤ちゃんがスクリーン一杯のどアップでに気張るところ。
結構良く出てくるんですが、これがまた嫌な感じなんですよ。
そんなA L' interieurですが、2008年中に日本公開されるらしいとのこと。
しかし、配給会社は「このまま上映するのは、ちょっと・・・」
っと非常に頼りない感じなのが許せません。『Haute Tension』の時もそうでしたが。
客はその素晴らしい作り物の切株を見に来るのだ。
それをカットしてどうするというのか。
オーメンのクビチョンパが無かったら何を観るんだ?
13金のマーシーの顔面斧が無ければ何を観るんだ?
でも、妊婦の腹を警棒でぶん殴ったり

生きたまま腹をかっさばくシーンを観て

嫌悪感を抱くにあたり、意外と自分ってモラリストなんかなぁ・・と思ってみたり。
なんにせよノーカットで上映して欲しいなぁ。。。



