28日後はダニー・ボイルらしい静かで淡々とした映画であった。
後半の展開は賛否あれども、悪い映画ではなかったと記憶している。
(たしかに、キリアン・マーフィのパワーアップには無理があるが。)
私が唯一不満だったのは、28日後の14日くらい前の・・
つまりレイジが社会をボロボロにしていく様を見たいというものだった。
28週後は、まさにその不満が解消された作品だ。
その部分を映像化したところでどうなんだ?という疑問はあるが
感染者が増える一方で、逃げ回る一般民。
感染者からも、軍からも、狙われ八方塞がりってのは
やはりワクワクするシチュエーションなのだ。
また、ダンを演じているロバート・カーライルのその風貌から臭わせる独特の「情けなさ」が
すばらしい。この人、なんでこんな情けないのが似合うのか。
音楽は前作と同様。下がきついぼやけた電子音。
雰囲気はでている。
しかし、残念ながら後半が盛り上がりに欠ける。
例のヘリコプターから毒ガスの流れまではテンポ良く雰囲気も良いのだが
それ以降の感染者ダンと子供達のやりとりは、画面が暗いこともありイマイチ。
一応、続きが作れそうな終わり方をしているが
さすがにこれ以上は厳しいだろう。28 months laterとかやめてね。
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