Hostel2

Synopsis

 
「お客さん!大丈夫ですか?」
命からがらスロバキアから逃れてきたパクストンは、人身売買拷問組織の 影に怯えながら暮らしていたが、
 
その魔手からは逃れることはできなかった。

   
ローマ(?)に留学中のお金持ちのベスは、お友達のホイットニーとホームシックで鬱気味の ローナと3人で気晴らし旅行に出かける。

   
道中、アクセルという女に「ナイスなスパがあるからおいでよ!」っと 誘われ、例のホステルへ誘われる・・・。

   
”あのフロント係”により3人は瞬時にオークションにかけられる。
ベスとホイットニー落札したのは嫁に舐められっぱなしのうだつの上がらない男、 スチュアートとその悪友トッド。
(ローナ?あぁ、どうでも良いやられ役って超不幸)

   
スチュとトッドは来るべきイベントのためにスロバキアへ飛び、「犬」の入れ墨を入れ、 街の祭りでターゲット(ベス達)との接触をはかったりとテンションを上げていく。

やる気満々のトッドとビビりまくりのスチュ、
命を売られたベス、ホイットニー、ローナ。それぞれの夜は更けていくのでした。

Review

Hostelの待望(?)の続編です
さすがに前作で”ゴアは大したことないよ!”というのがインプットされているため 肩すかし感を味わうことなく、純粋に人身売買組織「エリート・ハンティング」とは一体何だったのか?という 部分に着目して楽しむことができました。

ご存じの通り、今回は「殺る側」に着目しマンネリを防いでいます。
嫁に舐められっぱなしのスチュは、殺しによってなんとか自分に自信をつけようとねじ曲がった根性を見せつけ、 友人のトッドはいかにもアメフト部な馬鹿男とベッタベタな組み合わせ

一方「殺られる側」は女性なので、エロを否応にも期待してしまうわけですが、こちらはエロを期待してたらチンコが できてきちゃいましたって感じも良いと思います。

ゴア映画ってのは、その需要から描写に至るまでのストーリーが本当にどうでも良いものが多く、映画の体裁を 保てていない作品が多いのですが、本シリーズはイーライ・ロスの成長とともに非常に「まともな」映画になっています。

今回は前作以上に普通に映画になっており、ゴアとのメリハリも良く。 多少アクションも取り入れ、退屈しない作りです。 イーライ・ロスという監督は、作品ごとに成長の跡がみられ、この先も楽しみな監督と思っています。

このDVDはUnrated版ですが、劇場版より1分程度長くなっているようです。 きちんと確認はしていませんが、ローナの首切り、スチュのチンコシーンのカットが多少増えているように思えました。

Caputures

   
ホステルでは相変わらず「パルプ・フィクション」が流れ、街周辺はダラーキッズが牛耳っています。 実はこの糞ガキどもも、いろいろな掟に縛られているよう。

   
ちょっと長くなっている(っぽい)ローナのシーン。3つめのカットとか大好きなんですけどねぇ。

 
どうしても里見八犬伝の夏木マリを思い出してしまうわけですが。

   
トッドがヘタレなのはともかく、スチュのゆがみっぷりが酷い。彼はそれなりの報いを受けるわけです。

   
トッドは、自分の思い通りにいかなかったため、ホイットニーを殺さず退場しますが、エリート・ハンティングの 掟がそれを許しません。「殺すことなく出ることなかれ・・」

   
瀕死のホイットニーは再度、スチュに落札されます。 前作より明確になった「他の人の趣味」も。

   
形勢逆転。ベスは親の遺産を相続し金持ちなんです・・・だから・・・

 
そうです「殺すことなく」ここからは出られない。股間アップがあるんですけど、チンコがリアルすぎたので キャプは自粛します。

   
エリート・ハンティングのメンバーとなったベスは、復讐を。


ルイス作品に出てきそうな生首(笑
これで子供達はサッカーに興じるのでした。めでたしめでたし。