Shallow Ground(2004)米


監督 Sheldon Wilson
出演 Timothy V. Murphy、Stan Kirsch、Lindsey Stoddart

Synopsis

閉鎖間近の田舎警察所につとめるJackは、 一年前に女性が殺された事件でミスを犯してから
自堕落な生活を送っていた。

一度は助けた女性を現場に置き去りにしたために、再び犯行現場に戻ってきた犯人に連れ去られてしまったのだ。
女性は、以降、行方不明のままである。

だらしない 生活を送るJackの元へ、全身血まみれの少年が訪れる。
少年は何一つ語ろうとしないが、一年前の女性の殺害に使用されたとされるナイフを持っていた。

さらにJackは、少年の血を分析官に調査を依頼すると
その血は、複数の人間(過去に発生した殺人事件の犠牲者)のものであることが判明。
そしてJack、その同僚Stuartは、少年の血に触れると不思議な幻覚を見るのだった。

Stuart、Lauraと共に、Jackは少年と一年前の事件との関連を 調査していくのだが、
別の場所でも血まみれの男が発見され・・・・・。

村の未亡人、娘を失った親父、バンで出張中の女性検死官、 2人の血まみれ男。
この田舎町では何が起ころうとしているのか?

Review

不定期に開催されているイギリスの不思議なホラー映画祭、 「Dead By Down FILM Festival」の2004年度のベスト受賞作
そのときの相手が「Last Horror Movie」とかなので、そんなにレベル高くないんだろうなーっと思っていたのだが
なんとまぁ、ものすごく真面目に作ってあります。

血まみれ少年がなんなのか?は、結構早めにバレてしまうのだが、 オカルティックな因果応報物語として十分に楽しめる。

まず、一年前の件の犯人は誰なのか?という着地点があるので 安定感があり、さらにステディカムの多用や効果的な音楽、
それにCGをできる限り排除した特殊効果等々、最近の低予算には無い 良さがあります。

前半の悶々とした雰囲気は良いものの、クライマックスで 行方不明者の腐乱死体が部屋を彩るシーンはありきたり。
何となく「誕生日はもう来ない」に似た色合いのシーンになってました。 嫌いじゃないけど。

ゴア描写はそれなり。ドロドロすることもなく、押さえるところをきちんと押さえた、清々しい感じです。

あと最後の最後のシーンはどう考えてもイラネ。アレさえなければ結構気分良く鑑賞できたのになぁ。

監督のSheldon Wilsonは、これが映画としては処女作のようで今後も期待できそう。Neil Marshallみたいな感じになるかな。
楽しみ。

DVDは、UK版を購入。英語字幕付き。
特典はコメンタリにメイキング。

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Capture

タイトルです。 田舎交番。めっちゃ田舎具合が素敵です Jackの同僚Laura。
同じく同僚Stuart。彼は色々隠し事がある模様。 血まみれ少年。 一年前の事件の概要
Jack。彼は、24とかにちょっと出てましたね。 拭いてもらっても、すぐ出血します。 思わせぶりなメッセージ
こういう目からドバドバ出すのって、どうやってるんでしょうね。 少年の指紋を分析すると、行方不明者が次々ヒット。 行方不明者の顔をつなぎ合わせると、少年の顔になります。
ここまでくれば、少年が何者なのか分かりますね。
突然、行方不明者の一人の声となりしゃべり出す少年。 じゃぁ、もう一人の血まみれ男は何なのか? 怪しい未亡人Helen
後半の腐乱死体集1 後半の腐乱死体集2 後半の腐乱死体集3
なぜだか殺されてしまった検死官 上の右側の人。Jackが助けられなかった人ですね。 思いっきりネタバレしますが、少年は犯人に復讐を。
 
すっきりした少年は、森へ帰っていきます。 最後に出てくる森の悪魔。っつーか、上の写真の誰かのなれの果て。