Drag Me To Hell (aka.スペル)


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->imdb:Drag Me To Hell
俺、本当は「死霊のはらわた」のリメイクを撮りたかったんだ・・・。
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Review

三日三晩ババァにつきまとわれる映画とか言われていますが、正確には三泊四日、ババァにつきまとわれる映画です。

昇進を狙う銀行ローン課のネーチャンが、上司への売り込みネタとすべく、ジプシーババァのローン返済期間延長を断ったら逆恨みされ、3日間、幻影・幻覚・ポルターガイストに悩んだ末に最終的に地獄へ連れて行かれる呪いをかけられるという、ハッキリ言って自主制作レベルのネタをガチ本気で作ってみましたという一品。

ナマニクは、北米版DVDを購入済みだったのですが、あるシーンを見た直後、鑑賞を止めて、そのまま劇場まで足を運びました。
ナマニクのサイトを見に来るような、悪趣味な方々はご存じと思われますが、本作、初期サム・ライミの集大成となっております。
いや初期というか、XYZマーダーズまで含めた「死霊のはらわた」〜「キャプテン・スーパーマーケット」までと言った方が良いか。

たぶん、サム・ライミは「死霊のはらわた4」あるいは「死霊のはらわた」のリメイクを撮りたくて仕方ない(そういうニュースは定期的に出ますね)のだが、ポジション的にそんな物は撮れない(ピーター・ジャクソンも同じ)。
悔しくて仕方ないので、別企画を持ち込んで、スラップステックな人体破壊やびっくり箱表現を完全エンターテイメント化していた初期時代をもう一度!っという塩梅です。

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実際、「死霊のはらわた」を見たことがある方々には、大写しになるタイトルフォントや
グロ表現や音楽から何から何まで「お。これは・・」という、シーンが満載で存分に楽しめます。
(つーか、白目向いて空中浮遊したり、飛び出た目玉が口に入れば間違いなくEvil Deadしか思い出せないのです。)

”映画宣伝屋おすぎ”(不謹慎かもしれないが、本作はピーコにCMさせた方が良かった)に騙された、あまりホラーに耐性が人々にも、滑稽なグロはコメディになってしまう奇妙な感覚を味合わせることに成功していると思います。

以下、多少ネタバレです。

劇場版では残酷シーンがカットされています。北米版DVDでは、ざっと見、

・鼻血のシーンは、”鼻血”−>”吐血”−>”口を押さえたら鼻から大噴射”
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ちなみにこのシーンで「コレは劇場で見るべきだ」っと思った次第。

・猫ちゃんは、包丁でザックザクされます。(死体も大写し、その代わり猫を探すシーンはカット)
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・ババァの死体はスコップでこじ開けられます。(劇場版はスコップを突っ込むところが無かったと思う)
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どう考えてもあった方が良いシーンなのですが、レイティングの関係上やむなしと言ったところでしょうか。残念。