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他力本願グルメダミアンの寡黙な日々
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Review

主人公のAngieさん、ビックリするくらい優等生で信心深い。
ちょっと疲れた夜は、ロウソクの火を見つめながら黄昏れたり、気が荒んだときは「教会に心を休めに」行ったりする”クソピュア野郎”。

そんなピュアな彼女のことですから、バイトに選んだのはベビーシッター。
大学の掲示板のお知らせから郊外で暮らすStanton夫婦を選ぶ。

早速、挨拶にいくAngieさん、Stanton夫婦はとっても人の良さそうな感じ
息子もカウボーイの格好をしたハニカミ屋さんで、楽しくお仕事出来そう。


しかし、そのときから彼女は、怪しい影につきまとわれる。
どうやら、最近、女学生がいなくなる事件が多発しているようで
不安になるAngieさんですが彼氏っぽい男(Rick)もできて、リア充炸裂。爆発しちゃえばいいですよ!
といわけで、バイト初日、Rickさんと電話しながら、「バイトが終わったら逢いましょうね〜!」なーんて話したりします。

Stanton夫婦は、「まぁ、数時間の外出だけど、息子のサムをよろしくね!
サムが腹減ったら、この冷蔵庫の肉をチンして喰わせればいいから!」

なーんて言いながらご機嫌で出かけていきます。

さて、息子のSam君は寝ているようだし、勉強でもすっか!っと思っていた矢先、怪しい影と思われる男が襲いかかってきたのだ!!

必死にSam君を守りながら、逃げ回るAngieさん。しかし、なんとか、いや、あっさりと
男を殴り倒したAngie。「もう、大丈夫!」っとSam君をみると

( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ

(;゚ Д゚) …!?

あー、そうですか、そうですか、狙いはワタシじゃなく、あんたですか。
あんた、それ角じゃん?、悪魔なんですね!!そうですか!!!!
あ、だからさっき、わざとらしく肉を直食いしてたんですね!?

そうなんです、Stanton夫婦の息子は、悪魔なんです。

人肉しか食べないんです!!!

しかも、美味しい部位に限定した肉しか食べないんです!!

だから、ベビーシッターに留守を任せている間、夫妻は食材をさがしてウロウロしていたのです!!!!

真相を知って、驚くAngieさんですが、そこへStanton夫婦が戻ってきて、見事監禁されてしまいます。

目の前で、夫婦が捕まえてきた”家畜”の解体ショーを見せられ、おびえるAngie。


彼女は無事、この屑殺場と化した家から脱出できるのか???

っと、そんなお話です。

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途中までの展開が多少遅く、ベビーシッターバイト先での無言電話攻撃、
謎の影攻撃など思わせぶりな演出が続き、あわや「ストレンジャー・コール」
の悪夢再び!っとも思ったのですが、いえいえ、そんなことありませんでした。

ちょっと、ミスリードを誘いすぎな感(小悪魔を退治しにきた人は神父なのだが、顔が傷だらけの殺人鬼にしか見えなかったり、ビル・モーズリィ扮する警官の俺が怪しいぜ演技等々)も否めませんが、中盤以降のテンポの良さや超展開への突っ込みどころが満載でかなり楽しめます。

せっかくの彼氏は、肝心なときに終始気絶しっぱなし(なんで出てきたのかわからん)
Stantonの旦那は、自らの悪事の武勇伝に熱弁を振るうあまり隙だらけ
ビル・モーズリィ演じる警官もツメが甘い(ほんと甘い)

息子Samの頭に角。これ無茶苦茶っすよ。角で悪魔。
Angieがあまりに信心深いという演出が鼻につくなぁっと思っていたら、
この展開。なるほど!っと。

しかも、彼、ダミアンみたいなインテリ悪魔ではなく、
「オラ、腹減った!」
っとAngieを追いかけ回すだけのただの野獣です。追いかけ回すだけなので、(悪魔パワー炸裂!なんていうシーンは無い!)
実はただの奇形児で、Stanton夫婦が「おお!こりゃ悪魔っぽい!」とかなんとか勘違いして育てただけなんじゃねぇの?って思いたくなります。

また、DVDジャケットから連想される、ハードなゴア描写はありません。死体の解体シーンがあるのですが、これは普通に「お肉」なのでさほどのものでもない感じです。

あ、そうそう解体シーンも突っ込みたくなる部分があります。

わざわざ、ペンでマーキングしてから解体するんですね。何十人も解体してるという設定なのに・・・。

とにかく色々と突っ込みながら、楽しくみたい一品。
それがこの映画にとって正しいのかはさておき・・・。

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