->imdb:A Serbian Film
A real happy Serbian family !!!
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Review

完全に狂ったトーチャーポルノ。毎度おなじみホラーSHOX呪さんの方で、詳細なストーリーが書かれていますので今回、こちらではストーリーは割愛し、レビュー・・というか感想だけで。例によって、ガッツリネタバレなので、注意してください。

世の中には、冗談でやって良いことと悪いことがありますが、悪いことに触れそうで触れないギリギリの線上の映画。僕が観たUK版DVDはカット版とのことですが、もしかして完全版は「やって悪い」を超えてしまっていそう・・。(カット云々についてはimdbの掲示板で延々と議論されていますが、長文過ぎて読む気がしない!)

一番問題になるであろう、主人公のMilosが、雇い主であるVukmirが真に狂っていると確信するシーケンスで登場する「出産直後の赤子を禿頭のオッサンがレイプ、それを見ながら母親が恍惚とした笑みを浮かべる」ショートフィルム。これ、実は肝心の(?)赤子はオフスクリーンです。しかし、オフ故に赤子の”苦痛を表現しているであろう鳴き声”が耳に残ります。自分で取り上げた生まれたてホヤホヤの赤ん坊にチンコ突っ込む気になれるよなぁ・・・。(つーか、よく勃起するよな。)映像が比較的軽いものなのですが、とにかく嫌悪感を抱かざるを得ないシーンです。僕も色々と観てきましたけど、ここまで嫌な感じを抱いたことは無かったですねぇ。エロとホラーは相性が良いはずなんですけど、性行為と猟奇殺人が絡むとここまで嫌悪感を抱かせるものなんだなぁ・・・倫理とはなんぞ?っと。


↑例の狂ったショートフィルム。Vukmirは、「Born Porn!!」っと、声高らかに自画自賛してます。

しかし、中盤のこのショッキングなシーンを乗り越えてしまうと、待っていましたとばかりに、みんな大好き超絶ゴアサスペンスが展開。先の赤子レイプフィルムを観て、「こりゃ付き合いきれん!」っと、逃げ出すMilosさんですが、すでに一服盛られており、帰り道で昏倒。目を覚ますと家に無事帰り着いているのだが、何故か最後の記憶から三日も経っている。完全に混乱しているMilosはVukmir邸を再訪、残されたビデオで記憶をたどり、絶望的な幕切れへと突っ走り始めます。



↑一服盛られて、シャブシャブになったところで、とんでもないことをやらされていたMilosさん


↑一服盛られて、シャブシャブになったところで、オカマも掘られていたこともわかり唖然とするMilosさん


↑一服盛られて、シャブシャブになっている間、仕事を紹介してくれた女優友達Lejlaさんは全歯抜歯の上、フェラ便器にされてしましました



↑一服盛られて、シャブシャブになっている間、息子のケツをいただき、嫁は兄貴にいただかれてましたのMilosさん

赤子シーン以降、後半30分は気が狂ったシーンが立て続けに提示されるのですが、前半のドラマ部分の演出がしっかりしているため、全体の印象は意外に”まともな”映画です。


↑Milosのゲスい兄貴、義妹に欲情し「リンゴ欲しい?」の一言で、「うん欲しい(お前が)」的な場面


↑弟の家のトイレでマスをかく兄貴/アレな夫婦生活


↑Milosの子供が父ちゃん主演のポルノを惚けたツラで鑑賞し「パパ~、あの映画で何してたの?」「アレはお友達と遊んでたのよー」という、どこのご家庭でも一度はしたことがある会話。

金持ちがやりたい放題やる映画では「ホステル」や「マーターズ」等ありますが、どこかファンタジックな感覚であったこれらに対し、この「A Serbian Film」は、そんなフワフワした印象はなく、”ガチで気が狂っている”印象。本作を作り物として受け入れられるか?ってのは難しいとこ。僕は最後にMilosがブチキレてVukmir一派を皆殺しにするシーンで、ちょっと馬鹿馬鹿しい唯一冗談で済まされる眼孔ファックが出てきた時点でヨシとしました。(なにがだ・・)



↑なんだこの画は!!!



↑わるいひとたち

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