->imdb:Rosso Sangue
別名多すぎるんだよ!
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Synopsis

俺です。どうもどうも!”食いしん坊”で有名な俺ですよ!


↑自家製明太子カルボおいしいれす(^p^)@「喰人鬼の島」

あんまり食いしん坊だから、自分の腸喰って死んだことになっていたのですが
俺の風貌がバカウケしたおかげで、全く関係のない続編を作ることになったんだよ!やったね!

今回は、食いしん坊業をやめて、「ほとんど不死」というオカルティックな設定で
神父に追いかけられてるよ!!しかも舞台は、ちょっとした街だから見た目もちょっとアーバンな感じになってるぜ!


↑ワッセ!ワッセ!


パンチのある顔で、また腸出しちゃったけど、大丈夫!俺は、ちょっとした傷は
自動修復しちゃうから!


調子良くなったんで、看護婦をぶっ殺してやったよ!


通りすがりに出会ったオッサンも脳天をざっくりだぜ!ヒャッハー!
俺は誰でも殺す!行きあたりばったりにな!!!


調子に乗ってたら、車に轢かれちった!エヘヘ!
がしかし!俺は、やられたらやり返す!車を引いた野郎ん家まで殴り込みだ!


ネーチャンをツルハシで!!!


↑オーブンに頭から突っ込むぜ!
熱っつ!と、ガンガン頭をぶつけてやがるぜ!ワハハ!


でも、女の子にやっつけられちゃった!俺を追いかけてきた神父とはなんだったのか?

Review

職人ジョー・ダマトの「オマエらなんて、こんなのを観ときゃいいんだよ!」という姿勢が素晴らしかった、食いしん坊の島こと「喰人鬼の島」。この映画は、主人公のパンチある食いしん坊さん風貌も手伝って、そこそこウケが良かった。そこで、商魂たくましい職人さんは、続編を作ってしまおう!っと、安易に制作されたのが本作。まぁ、殺人鬼オッサンの役者が同じってだけで、全く繋がりがないんですけどね。

お肌荒れ荒れで、汚らしかった食いしん坊さんは、本作では、都会に進出したこともあり、前述の通り、毛もフサフサで、食人もしないアーバンなスラッシャーと変貌を遂げております。

食人しない代わりに、追加設定されたのは「怪我の自動修復」。そう彼は簡単に死ななくなったのである。前作では会う人片っ端から喰ってましたけど、今度は片っ端から殺すだけ。そんなスーパーナチュラルで邪悪な彼をダラダラと追いかける神父のちっとも緊張感のない追跡劇が本作のメイン。
ダマトならではの行き当たりばったりの展開が熱いです。多少ダレはしますが、他のダマト作品にくらべたらサクサクとした展開だし、ゴア描写はパンチが強い。僕は「喰人鬼の島」より気に入っています。

もちろん、独特のダルさ加減も具合がよい。
殺人鬼を轢いてしまうオッサンの家でアメフトを観ながらの晩飯のシーンとか、何の意味もないシーンがいくつかあるが、なれると逆に愉しい。

↑具がないスパケティをウマイウマイと喰いまくる、なにかマヌケなシーン

また、後半大活躍する女の子なのですが、何かのケガなのかなんなのか、寝たきりで首を固定されているくらい重傷にも拘わらず、斧をブンブン振り回すという展開も非常に思いつきで撮っているのが見え見えで、これまた清々しい。

↑寝たきりのわりに、指輪にピアスとお洒落な娘です。

その素晴らしい適当さ加減は、車に轢かれた殺人鬼を助けようとして逆に殺されてしまう、少年の死体でもよく現れている。彼の死体は10秒程度の間を置いて2回ほと大写しにされるのですが、2回目は明らかに”疲れてます”
< ↑口開けるの疲れたよ!! この映画はその昔、DVDがどうしても手に入らず、やっとebayで見つけて買ってみたら、VHSソースの小汚い海賊版が届いたというショッパイ思い出の一品。今は"Horrible"というタイトルでDVDも出て、入手も容易いです。 目的がハッキリした、ナイトシアター専用作品は非常に観ていて心地よいですねぇ。

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