Hunters | ハンターズ

2016年 アメリカ
監督: Adam Ahlbrandt
出演: Linnea Quigley, J.D. Brown, Adam Ahlbrandt
->imdb
汚い!エグイ!意味が無い!

あらすじ

1961年。ある男が女のヒッチハイカーを拾う

「彼氏はいるのかい?」
「いないわ」

他愛もない会話。場面が変わると、女は男を痛めつけている。自宅前でボロボロの状態になっている男を尻目に、彼の妻を殺害し、赤ん坊を誘拐する女。
1987年。モーテルらしき部屋で全裸で椅子抜け縛り付けられている男。彼はナイフを突きつけられているが、その視線はベッドの上の女へ向けられている。女の傍らには覆面男が彼女の股間に銃を突っ込んで、笑っている。男の足の指が切り落とされ、女の股間の銃の引き金が引かれる。

『ガントレット』のソンドラ・ロックもおなじことやられたんかなー。

オメーの女の無様な姿をしっかり見やがれ!の図

足の指なんか要らんよねー。

カップルを蹂躙した男たちが、今度は家族を襲っている。父親を撃ち殺すと、母親にその血を胸に塗れと命令する。それを見ながら娘は泣き叫び、その様子を足の指を切り落とされた男が全裸で撮影している。
母娘を拉致してきた男たちは、彼女達をベッドに縛り付ける。そこには新たな犠牲者となる男女が次々と連れて来られる。糞を垂れ流しながら命乞いをする女。男は性器を切り落とされ、その血は先の母娘の顔面へと降り注ぎ、剥がされた生皮はその口へと押し込まれる。

毎度お馴染みチンコとハサミ

赤チンコ汁

一方、彼らの庭である廃墟となったリゾート地をうろつく映画学校の生徒たち。次の犠牲者は彼らなのだ。

レビュー

映画学校の生徒が廃墟リゾートにロケハンに先でヘラヘラと遊んでいたら、キチガイのスナッフビデオの題材にされてしまうお話。『August Undrground』のようにピュアなスナッフビデオの再現を目指しているわけでもなく、『ATROZ』のように社会批判の含みをもたせているわけでもない。淡々と安い残酷描写を羅列して、ひたすらに不快。変なキャラクター、変なセット、変なロケ地、そして妙なタイミングで「私が……お前の父親だ。」的ツイストをカマしてくる節操の無さ。

超巨大ディルドにガラス片をまぶして、ケツに突っ込まれる5秒前

初めてだったのね!

男は殺って、女は姦っとけのオッサン

カラーと白黒映像が交錯し、時系列もバラバラ、かといって、それぞれに意味があるかというと(たぶん)全くない。ちょっとアウトサイドアート気分を醸してるだけ感。いいところがほとんどないのだが、俺が気に入っいる所が一つだけある。犠牲者の家族に娘がズタボロにされているビデオテープが届けられ、それを父親が一人寂しくリビングで再生それを観て、ホロホロと涙を流す場面だ(このままエンディングとなる)。これが凄くいい。普通止めるでしょ、観るの。娘がボッコボコにされてる様、見続ける父親。いる?いないよね。「この親父、変態なんじゃねぇの?」て。チンコをボロンと出して、しごき始めるんじゃないかと思ったよ。

オロローン。

この映画はダメな映画だ。しかし、この手の作品を手に取るのは、ある程度は頭のおかしな人間であるに違いない。俺がそうであったように、必ずや何かしら”性癖”を満たすことができる映像がここにはある……んじゃないかな……あるかな……。
そして往年の……ではなく未だ現役のスクリームクイーン、リネア・クイグリーが終始出ずっぱりなのも凄い。これがすごいとしか言いようがない。彼女はもう60近いのにまだ脱ぐ。そしてまだ十分美しい。


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