Suspense On DemandMental disease 『Lucky』:何故、互いを思いやれないのか?ミソジニー・マイクロアグレッション映画 マイクロアグレッションをテーマに、毎晩、人殺しが襲ってくるという不条理世界を構築。世知辛い世の中だなあと、切々と感じさせてくれる作品です。...
Suspense On DemandSuspense 『Run』:雑設定の恐怖! 『search/サーチ』の監督の新作です 『search/サーチ』(原題:Search)の監督、アニーシュ・チャガンティの新作。『search/サーチ』では、行方不明の娘を”探す”サスペンスを全編Macの画面上で進行させ話題となった。対して今作『Run』は、タイトル通り”逃げる”がテーマだ。もちろんーーというか当然、...
Zombie 『新感染 半島』雑感:『香港行き』にすれば良かったんじゃないですかね? 褒めないので、ブログの方に書きます。 先日『新感染 半島』こと『半島』の試写に伺った。『新感染』こと『釜山行き』ほど面白くもなく、かといってつまらないワケでなく、非常に凡庸な作品に仕上がっていた。悪くいってしまえば、ライトなハリウッドゾンビ映画と大差なく、玉石混淆のゾンビ映画の中では”石”のデキである。 『釜山行...
Monster Gore 『FREAK』:ハイテンションな森の仲間が大暴れ! 『クライモリ』こと『Wrong Turn』、フランスの悪名高き名作『Ogroff』、典型的スラッシャー『The Final Terror』等々の中で迷ってしまったキャピキャピの若者たちが殺人鬼だのバケモノが出てきてぶっ殺される、所謂”Backwoods Slasher ” 正直なところ、この手の映画には皆、飽き飽き...
Occult Awoken 眠れないというのは、かなり辛い。布団の中で悶々とし続けていると「死んだほうがマシなんじゃないだろか?」と思うほどだ。理由は人それぞれだろうが、大体は睡眠薬で万事解決である。ところが、睡眠薬が効かない病気があるというではないか。 Fatal Familial Insomnia(致死性家族性不眠症)略してFFI。この映画...
Suspense WitchChaosCommedy 『Getaway』:ヒリビリーキラーに飽きましたか? 週末を湖畔の別荘で過ごす予定のタマラ。友人マディとブルックは先乗りして既に休みを満喫しているらしい。急ぎ車を走らせる彼女であったが、途中、ガス欠になり立ち往生。「こりゃツイてないなあ」と途方に暮れていたところに現れたのは、ヒゲとメガネの2人組みの青年。嫌らしい目つきでタマラを見る彼ら。しかし、あっさりとガソリンを分け...
Slasher GoreSlasherCommedy 『Can't Kill This』:レビュー ぶっ殺して下さい!生きる事に飽きました。 ジョーを殺せ! 2人のヴィーガンヒッピー、トニーとケイシーは1976年の夏の日を忘れられずにいた。ヒッピーコミューンでジョーと出会ったからだ。彼はいつも笑顔だったが、憂いを帯びた雰囲気をもち、時折、カミソリを飲みこみ血塗れになるなど、体を張ったマジックを披露する不思議な男だった。 ある日突然ジョーはコミューンから姿...
Zombie ゾンビネタバレzombiespoiler 『Eat Brains Love』:レビュー 〜モブ男とハニービーの血塗れ逃避行〜 もはやネタの出尽くし感がある“ゾンビウィルス禍”。劇症恐水病(もう狂犬病とは言わないんだよね?)として“ゾンビ”を再定義した『28日後…』は本当に罪深い映画だ。お陰で、今となっては“ゾンビ”というと、暴れ回り、人に噛みつくことで、仲間を増やし増殖する“何か”になってしまった感がある。それはさておき、本作のゾンビウイル...
Suspense 『エスケープ・ルーム』 レビュー:陰惨な死と無縁な脱出ゲーム 解くか死ぬか。それだけだ。 「脱出ゲーム?ああ、またか……」日本公開のアナウンスも無いし、海外評も凡庸。「テイキング・デボラ・ローガン」の監督といえども、「脱出ゲーム映画は『ソウ』でもうお腹いっぱいだわ」とスルーしていた作品。しれっと日本公開が決定し、試写嬢をいただいたので、ぶらりと足を運んで観てみたら、これがなかな...