Zombie ゾンビzombiespoilerネタバレ 『Eat Brains Love』:レビュー 〜モブ男とハニービーの血塗れ逃避行〜 もはやネタの出尽くし感がある“ゾンビウィルス禍”。劇症恐水病(もう狂犬病とは言わないんだよね?)として“ゾンビ”を再定義した『28日後…』は本当に罪深い映画だ。お陰で、今となっては“ゾンビ”というと、暴れ回り、人に噛みつくことで、仲間を増やし増殖する“何か”になってしまった感がある。それはさておき、本作のゾンビウイル...
Suspense 『エスケープ・ルーム』 レビュー:陰惨な死と無縁な脱出ゲーム 解くか死ぬか。それだけだ。 「脱出ゲーム?ああ、またか……」日本公開のアナウンスも無いし、海外評も凡庸。「テイキング・デボラ・ローガン」の監督といえども、「脱出ゲーム映画は『ソウ』でもうお腹いっぱいだわ」とスルーしていた作品。しれっと日本公開が決定し、試写嬢をいただいたので、ぶらりと足を運んで観てみたら、これがなかな...
Monster Sweetrheart レビュー:キャスト・アウェイ+プレデター? 万能感溢れる主人公 どこかの海岸。眩い日差しで目覚めたジェン。声を上げて人を探すが、返事は無い。彼女は無人島に漂着したのだ。ふと海岸を見ると人が倒れている。駆け寄って助け起こすと彼は友人のブラッドだった。彼の腹を見るとデカいサンゴがブッスリと突き刺さっている。おもむろにサンゴを引き抜くジェン 。(何故抜いた!?出血し...
Monster フランケンシュタインラリー・フェッセンデン 「Depraved」レビュー:引き裂かれる心と体 ラリー・フェッセンデン流フランケンシュタイン インディーズ映画界のハズレ無しプロデューサー兼ディレクター、ラリー・フェッセンデンのフランケンシュタインだ。ただし、本作の主人公はフランケンシュタイ博士ではなく、戦争PTSDに悩む元衛生兵ヘンリー(どの戦争か分からない。クソアメリカは戦争しすぎだ)。彼はPTSDからの回復...
Suspense Low Tide ひと夏の地獄経験。80年代”チョイ悪”子供映画meets『黄金』(48) ニュージャージーの海岸沿いの町に住む悪ガキ、アランと弟のピーター、レッド、スミティの4人。彼らは退屈な日々を夜な夜なコソ泥をすることで紛らわせていた。とある夜、盗みに入った屋敷で大量の金貨を発見したピーターは、レッドとスミティに黙って兄のアラン...
Occult Chill Factor (aka. Demon Possessed) これは『トロル2』のような地獄の駄作なのか? スキモノの間では非常に有名な作品。しかし、僕はこの映画の事は全く知らず、英Allow Video社が2KリマスタBlu-rayを発売したことで知るに至り、初めて観賞した。いやはや、これが良くも悪くも酷い代物。Blu-rayに付属している冊子にあるレビューを読んで見ると、M...
告知 06/22(土)キネカ大森さんでトークイベントやります→ご来場ありがとうございました! 06/22(土)のキネカ大森さんでトークイベント、ご来場頂き、ありがとうございました!なんと満席!!たったの30分ですが、楽しい時間を共有できて、鈴木さんも私も嬉しい限りでした。ちょっと私、時間を気に過ぎまして、時計を見すぎてしまいすみません。キネはら は7月4日まで続きます。僕も、お客さんとして時々伺いますよ〜。 h...
コラム 怖い絵マーラ 『マーラ』とヘンリー・フューゼリの『夢魔』 2018年映画秘宝12月号の連載Horror Anthologyで書いた『マーラ』。記事執筆時点では、日本未公開であったが、現在は国内盤が発売され安易に観賞しやすくなったので、連載時に書けなかったネタを一つ。 『マーラ』は、“金縛り”こと“睡眠麻痺”を題材に、金縛りの原因とされてきた悪魔、所謂“夢魔”が命を奪いにや...
Slasher fraternityPledgehazing Pledge | プレッジ ヘイジングという極悪文化をトーチャーポルノに 大学という場所はやりたい放題できる場所であり、その反面やりたいことがはっきりしていなかったり、所謂コミュ障であったりすると、目標を見失い、孤立し、学生生活はどん詰まりとなる。学生が自殺する理由は大概、そんなどん詰まりが原因だ。とある北関東にある陸の孤島で有名な大学の自殺率...