Occult

Awoken

 眠れないというのは、かなり辛い。布団の中で悶々とし続けていると「死んだほうがマシなんじゃないだろか?」と思うほどだ。理由は人それぞれだろうが、大体は睡眠薬で万事解決である。ところが、睡眠薬が効かない病気があるというではないか。
 Fatal Familial Insomnia(致死性家族性不眠症)略してFFI。この映画で初めて知りました。ざっくり言うと、脳幹から出る”寝とけ!”という命令を体が受け付けなくなるそうで、分類的には異常プリオンによる認知症的な病気だそうな。最終的には気が狂って死ぬそうで、「なんと恐ろしい病気か!」と震え上がりましたよ。さて本作は、不眠症と悪魔憑依をくっつけたお話です。

Chill Factor (aka. Demon Possessed)

Demon Possessed (1993)

これは『トロル2』のような地獄の駄作なのか?

 スキモノの間では非常に有名な作品。しかし、僕はこの映画の事は全く知らず、英Allow Video社が2KリマスタBlu-rayを発売したことで知るに至り、初めて観賞した。いやはや、これが良くも悪くも酷い代物。Blu-rayに付属している冊子にあるレビューを読んで見ると、Mike White氏(※1)が「あえてヘボい映画を作ろうと思うと酷い代物にしかならないが、マジモンでヘボい映画の場合、すっげえ傑作になる時ある。それがこの『Chill Factor』だ!」と述べている。その例として彼は『トロル2』や『ショーガール』を例に挙げている(この2つを同列に語るのが、なかなか楽しい人だ)。なるほど、つまり「あんまりも酷くて楽しくなっちゃう映画」なんだなと認識。見てみると本作の監督クリストファー・ウェブスターは、全くもって遊び心を持つこと無く、本気でホラー映画と作ろうとした感じを受ける。だって、なんか本気を感じるんだもん・・・。

※1映画レビューポッドキャストProjection Boothの人気レビュアー