Under the Skin | アンダー・ザ・スキン

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スカーレット・ヨハンソンが脱ぎすぎて、スカーレット・ヨハンソン ”を” 脱いでしまう映画

作品データ

2013米
監督:ジョナサン・グレイザー
出演:スカーレット・ヨハンソン,ジェレミー・マクウィリアムズ

あらすじ

夜のスコットランドを失踪するバイクの男。男はおもむろにバイクを止め、林に入り、女の死体を抱えて戻ってくる。死体を近くに止めてあったバン放り込む。すると中から死体と同じ容姿の女が現れる。バイクの男は走り去り、女はバンを駆って夜明けのスコットランドに消える。空には幾つかの発光体が見える。
街に出た女は男を誘惑し、漆黒の沼の空間へと誘う。男は女を見つめたまま沼に沈む。沈んだ男は皮一枚残して全てを吸い取られてしまう・・・。彼女には感情は無い。ただ男を誘惑して沼へ沈めるだけだ。だが、多くの人と接するうちに、女の中では何かが変わっていった。女はある夜、重い皮膚病を負った醜い男に出会う。一旦は彼を沼に沈める彼女であったが、自分の姿を鏡で見ると、何かに気がつき、男を逃がす。以来、男を沼に沈めることが無くなった女。バイクの男は女を探し始める。女はバンヲ乗り捨て、あてもなく山間の町を彷徨い、ある男に出会う。男と同棲し、人間らしい生活を始めた彼女であったが・・・。

レビュー

スカーレット・ヨハンソンの意外とダメな裸体とスコットランドの冷たく湿った景色が印象的。登場人物は誰一人名乗ることもなく、誰であるかも聞こうとしない。匿名の人々が画面を通り過ぎるのみ。
バイクの男が誰なのか、女が何者なのか、沼に沈められた男が何故、命を奪われるのか、そもそも沼がなんなのか?一切説明されることは無く、画面のイメージのみで語られ、製作者の自慰行為を淡々と見せつけられている感もある。観客が作者の思いとシンクロするかどうかで評価が分かれるが、冒頭の通り、微妙に崩れた女の裸体と自然風景が、不思議なシンクロ感をもたらす。監督のジョナサン・クレイザーはミュージックビデオの出身。それ故、映像のみが先行してしまうのであろう。

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↑このようにシュポっと中身が無くなる。中身はコンベアでどこかへ・・。

と、堅苦しい書き方しましたけど、基本、男誘惑->スカヨハ脱ぐ->男が沼沈むを繰り返す。この部分は小綺麗な侵略SFにみえる。しかし、あらゆる人間の感情とふれあい「何かしらの感情に目覚め」、自分の誘惑に勃起しなかった皮膚病の男との出会いを切っ掛けに、人間らしい生活に挑もうとするが失敗するという流れ。ちょっとだけ「地球に落ちてきた男」風。カルト味。言葉はあまり意味を持たず、イメージの連続。サイレント作品といっても問題無い。ラスト20分は台詞すら無いのだ。バイオリンの弦をひっかいたような音楽も雰囲気満点。カルト化を狙い丸出しなのが鼻につくが、実際、それに成功しているところが悔しいところだ。

ネタバレ&キャプチャスライド

男と奇妙な同棲生活を送る女だったが、2人の関係がセックスまで発展した時、彼らは崩壊する。女はおそらく”セックス”の概念が無かった。その行為の動揺し、家を飛び出す。
森は徘徊していると現れた森林監視員が女をレイプする。しかし、女の皮が裂け、中から漆黒の”なにか”が現れる。監視員は女に火を付けて焼き殺す。真っ黒い煤になった女。バイクの男が天を仰ぐ・・・。

キャプチャスライドはクリックで変わります

8 Replies to “Under the Skin | アンダー・ザ・スキン”

  1. わ、わからねぇ~~~~!

    一体あれは何?

    っていうか60年代の円谷怪奇シリーズでも使わない音楽の繰り返しが…(おいおい)

  2. >バンコク愚連隊さん
    どうもどうも!!!ほんと、こいつら食料調達しにきたっぽいのはわかるんですけど、
    ちょっと回りくどいし、スカヨハさんみたいな覚醒していないメンバをつかう意味はなに?って感じですよね。
    僕は、音楽、好きですよ!!!

  3. そういやスカヨハのバディーはあんなもんじゃないでしょうかね?西洋人はよほど絞ってないとあんなもんでしょう。まあ個人的には十分エロいからいいかな?と。

    あのスカヨハ宇宙人?の困惑したところはあるいは彼がちょめちょめしようとしたら穴がなかったのかなあ、とか思ったりして。

    ま、個人的にはいらんな…(おいおい)

  4. すばらしいレビューですね!
    私はこの賛否両論の作品、変なクセになってしまって大好きです。
    音楽も素晴らしくサントラ欲しいくらいです。
    スカヨハのあの体はやはり、役作りのため、被った皮ということで、わざとたるんだ(太った)ようにしたんでしょうかね。
    スカヨハの女優魂を見ました。

  5. >バンコク愚連隊さん
    んー、女優さんは時と場合に合わせて絞り入れるみたいですけど、やっぱりちょっとだらしないほうがエッチですよね笑
    あれは、性器そのものはあるんでしょうけど、単純に「刺された」と同じ解釈だったんじゃないかな?と
    だから「おいおい、ここ平気なのか?」っと思わずチェックしちゃったんだろうなー・・。とか。

  6. >天草四郎時貞さん
    ありがとうございます!!これは好きな人はほんとに好きな雰囲気を持ってますよね。
    ちょっと前に「Beyond The Black Rainbow」という作品があったのですが、これもちょっとそんな”ヘン”な雰囲気を持っています。
    気が向いたら調べてみてください!

    そうそう、あのちょっとタルんだ感じはあの一枚皮の表現かな?というのは、確かに!!!

  7. 最近わかりやすい映画ばかり見ていたので、正直予備知識なしだったこともあり、わけがわからずという感想だったのですが、namanikuさんの「あらすじ」「レビユー」、皆さんのご指摘で、少し整理できたように思います。
    黒髪のスカーレット・ヨハンソンは仲里依紗に似てる? 確かにちょっと太めが男の劣情を刺激しますねぇ。

  8. >糀谷出身さん
    お役に立ちましたか?ありがとうございます!
    この手の映画は「解釈に正解は無い」ので、絵画を見るイメージで鑑賞するのが疲れなくて良いと思います。
    とはいえ、スカヨハさんが突然自我に目覚めたのは明確ですねー。ただ、その件で「自分の綺麗な顔をみて」気がつくというのが、ちょっとアレですね。
    あ、そうそう雰囲気はちょっと仲里っぽいかも・・・。

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