Wolf Creek2 | ウルフ・クリーク2


054

前作と同じくオーストラリアの気が触れたオッサンが、観光客をぶっ殺しまくるだけのお話。「ワシはミック・テイラー、”ミッちゃん”と呼んでネ!!」

作品データ

監督:グレック・マクリーン 出演:ジョン・ジャラット、ライアン・コール、シャノン・アシュリン

あらすじ

2人の田舎ッペ警官がスピード違反の取り締まりに勤しんでいる。といってもここはオーストラリアのド田舎。車なんて通りゃしない。退屈極まったところに一台のトラックが通りかかる。早速スピードガンで狙うも制限速度以下。ところがこの田舎ッペ警官「退屈だから、捕まえちゃおうぜ!」とトラックの追跡を開始。まさか運転しているのが、色々な意味でスゴ腕のキチガイ、ミック・テイラーであることも知らずに・・。

ミックは、バカな田舎ッペ警官を惨殺。そのノリで、ウルフ・クリーク国立公園内でキャンプしていたドイツ人カップル、ルドガーとカタリーナに目を付ける。まず、ルドガーを血祭りに上げた後、カタリーナを縛り上げ、ゴキゲンに死体解体に取りかかる。
一瞬の隙を突いて、カタリーナは逃げ出すが、そんなことは慣れっこのミック。余裕顔でネチネチと追いけまわす。カタリーナは真っ暗な森を半狂乱で走り回り、車で通りがかったイギリス人旅行者ポールに助けられる・・・。

しかし、スゴ腕スナイパーのミックのライフルは、助手席に乗ったカタリーナの頭を打ち抜く。脳梁をぶちまけて絶命したカタリーナの死体を乗せ車を走らせるポール。

明け方まで必死に逃げ回ったポールはなんとかミックを巻くことに成功。カタリーナの死体を「こりゃたまらん」と道に放置。途方に暮れているところにそこにミックがコンボイに乗って後を追いかけてくる・・・。

道路を横断中のカンガルー達を蹴散らしながら派手なカーチェイスの果て、ポールはミックの追跡を逃れ、老夫婦が住む荒野の一軒家に逃げ込む。しかし、ミックの魔の手は緩むことは無く、老夫婦を無慈悲に殺害。ポールは拉致されてしまう。

ミックの隠れ家で目覚めたポールは、自身のオーストラリア愛をアピールし、ミックの気をそらそうとする。それに気をよくしたミックは、
「おし!おいらのオーストラリアクイズに正解できたら、にがしてやんよ!!」とを提案。

「でも、不正解なら。。」
「不正解なら?」
「拷問だぁぁぁぁぁ!!」
「やだああぁぁぁぁぁ!」

レビュー

前作のダメなところを徹底見直した正攻法続編

前作は車がエンコし困り果てた観光客にミックが人の良さそうな顔をして近づき、油断させたところで突然豹変、キチガイ殺人鬼へ変貌するという筋立であった。ルンルン気分からどん底へのインパクトを重視したため、導入部の「オーストラリアいいよねー!楽しいよねー!」のルンルン気分パートがどうしても”かったるく”なってしまい、ミックの大暴れするまでの時間がやや退屈だった。
ところが、今作は冒頭からオーストラリア訛りのズーズー弁で警官を罵りながら鼻歌交じりに惨殺するショックシーンが炸裂。前作とはうってかわって、一定のペースでノリノリ大惨殺祭りが開催される。
「背骨の神経切断からの活け作り的拷問殺人」、「どんな状況でも絶対外さないライフル裁き」の2つ必殺技は健在。どんなに逃げようともこの必殺技で被害者を次々と追い詰め殺していく。
さらにカンガルーをバッタバタ轢き殺すド派手なカーチェイスやイギリス人であるポールに対して行われるイギリス人イジメオーストラリアクイズ等、ゴア描写以外にもアクションやコメディ要素をガンガンに詰め込んだエンターテイメント映画になっている。(カンガルーの場面のBGMは”ライオンは寝ている”というくだらなさ)

相変わらず実話ベースとうたっているが・・・

前作同様モデルは「バックパッカー殺人事件」。監督は、今作をより実話に近づけようと意識したようで、犠牲者もドイツ人、イギリス人と事件通りの設定となっている。実はオチも実際の事件通りなのである。
ここに来て、もう一度事件をトレースしたのは単に「ミックというキャラが気に入ったから」らしい

ミックのキャラがより極端に

そんな”おきに”のミックのキャラクターは、前作とは比べものにならないくらいに極端なものになっている。一番なのは訛り。オーストラリア訛りってのは、留学経験のあるウチの嫁さんも言っているのだが、極端な2重母音である。これが極端すぎなのだ。いわばTVでよく見かけるわざとらしい北関東訛りレベル。分かりやすく有名なところでは”G’day mate”とか「ぐっだぁあい、まぁいと」である。あまりに分かりやすすぎて、ヘンに聞き取りやすくなっているせいか、とても愛着が沸く。しかも自らを「ワスは、ミック・テイラー!ミッチャと呼んでね!」と非常にかわいらしいの自己紹介もあるのだ
そして殺人鬼としても過去の並み居る殺人鬼たちに負けないくらい本格派キチガイにパワーアップ。それを表すかのようなミックの自宅が最高で、いそこかしこに腐った死体や、トコトンまで拷問された人格が崩壊した半裸の男女がゴロゴロ。竹槍が仕掛けられた落とし穴、数々の拷問グッズが並べられまさにキチガイランドなのだ!

続編は・・?

資金難を乗り越えて8年越しで完成した本作。評価もソコソコ良く3作目の話も上がっているらしい。ミック役のジョン・ジャラットも「俺はもう62だけど、全然やれる!」と乗り気の様子。今回は資金難にぶつからないといいねー。

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