->imdb:I Spit on Your Grave
チンコ切れば良いとおもっとんのか!?
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Review

普通のシチュエーションサスペンス「ナイン」(aka.House of 9)のSteven R. Monroeによるレイプリベンジのテンプレ映画「発情アニマル」のリメイク。

「レイプリベンジとはなんぞ?」っという方々にざっと説明すると、
ずばり

”しこたま陵辱されたネーチャン(あるいはその家族)が復讐鬼と化し、野郎のチンコを切る映画”

である。そう、たいていの場合チンコ切られる。僕、ちょっと疑問に思うんですけど、女の復讐って、チンコ切りが一番なんですかね。なんとなく、これは男の発想のように思えるんですよね。女性が書いたレイプリベンジものは、なにか違うことになりそうな感じがするんですけど、どうなんでしょうねぇ。

というわけで、話しを戻します。「Last Housr on the Left」と同様、日本でも公開されそうな予感がするので短評レベルでサクサクと。
オリジナルの「発情アニマル」はポルノ扱いであったゆえ、観る機会が中々無くかなり昔に一見したきりであるので正確かどうかは怪しいが、本リメイクがオリジナルと共通しているのは、ちょっと勘違いしている感じの小説家である点と、舞台がカッペの山小屋である点のみ。


↑バラエティ豊かなカッペレイピストの皆様

オリジナルのレイプ犯は、中身のないチンピラ4人組であったのが、本作はカッペの警官を初めとする多少バックボーンを与えられた、知的障害者やイケメン、デブなどバラエティ豊かな5人組となっている。


↑エロを排除した暴力のみのレイプシーン

まず旧作では超絶に不愉快だったレイプシーンについて。こちらは「もう勘弁してくれないかなぁ・・」っと思うようなパンチのある画にはなっていないのが残念。ただ、極力ポルノ要素を排除し暴力のみにフォーカスしたレイプと言われれば、非常に上手に撮れているようにみえる。(ちなみにオリジナルを意識したポスターのようなシーンは無い。下半身モロだしでふらつくシーンはあるのだが。)


↑そりゃショック状態なのでしょうが、ちょっと不自然な感じがする事後の行動

そして肝心の復讐パートだが、こっちは結構頑張っている。オリジナルにあった女を武器にチンコ切りをしたり、モータボートで追いかけ回した挙げ句、スクリューでミンチにするような狂気は無いものの、最近の拷問ホラーのスタイルを踏襲したものになっている。
(女を武器にしないだけで、チンコ切りはあります。)

ホラー映画としては及第点に達しているが、レイプ犯に折角与えたオリジナルには無いバックボーンが全く生かされておらず、ただ鬱陶しいだけの設定になってしまった。折角、悪役に善良な母娘がいるのだから、その辺もっと胸くそ悪い感じにできたのになあっと思う。(「Last House on the Left」もそうなのだが、ゴア描写だけでは表現できない「胸くそ悪さ」の再現は、メジャー配給では望めないものなのかなぁ・・・。)逆に、主人公の小説家が復讐鬼と化す過程が省略されていることで、無情の復讐マシーンという感触が際立っており、そちらは好感が持てた。総評としては「ナイン」同様、”普通のレイプリベンジ”ものである。


↑小説家(使用前)/鬼になった小説家(使用後)


↑大期待させる納屋の物騒なツール一覧(実は殆ど使われない!!ちくしょう!)


↑こいつのケツにはショットガンが結構な深さまで挿入されています。アッーーー!


↑イケメン、お口を銃で犯られたあげく、チンコ大ピンチの図

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