->imdb:Deus Irae
短編の醍醐味をすべて詰め込んだアルゼンチンの刺客
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Review

ちょっと良いもの観ちゃったので、取り急ぎご紹介のみ。
この13分の短編は、単純な悪魔払い映画のフォーマットを駆け足で走り抜ける。
短編ってのは、起承転結を短時間で展開させるため、脚本・演出の力量が出やすい。
その点、本作は小道具の使い方、演出、メイク、どれをとってもハイクオリティ。なんでこんな逸品が放っておかれたのか・・・。

  
↑サイン波の様な耳障りなハミングが流れるオープニング/ベタであるが効果的な小道具

 
↑悪魔払いを妨害した母親は鼻をへし折られる/天井には不気味な有機体

  
↑いざ悪魔払いを始めると、ベッドの下からバケモノが

  
↑殴られまくり顔が変貌していく娘/無常観漂うハードボイルドな展開

  
↑絶望的だがテンションが上がるカーペンター的な幕切れ

地方の無名監督に短編と思ってバカにして観てたら完全にやられてしまった。同監督の長編も見てみたいものだ。

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