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The Orphan Killer (2011)Director: Matt Farnsworth Country: USA

Synopsis

元孤児の女、オードリーさん。ビッチな服装がアレだが、自分が育った孤児院跡に開校した学校で働く教師。
ある夜、ごっつい鉄仮面を付けた男が学校に侵入。校内に居残っている学生やら用務員やら学校付属の教会聖職者がブッ殺しまくり始める。モチロン狙いはオードリーさん。

  • やたらとエチーな格好をしたオードリーさん。たぶん監督の好み・・。

  • えらいこっちゃ!!!ナイスなフォームで斧を振るう!

鉄仮面の男、実はオードリーさんの兄貴マーカス君。元々は仲良し兄妹だったが、親を強盗にブチ殺され孤児院入り。その孤児院でオードリーがいたずらっ子に虐められ(っていうか、コチョコチョとくすぐられてただけ)を目撃したマーカス君は激高し、いたずらっ子を完膚無きまでボコって以来、孤児院の中では問題児扱い。以来、面倒起こすガキとして差別・虐待されたおかげで人格がグチャグチャに歪まされてしまったのでした。

  • お仕置きっていうか、ただの折檻ですね

さらに唯一の肉親だった妹は、リッチなオッサンの「バービー人形、くれてやんよ!」の一言で日和って引き取られてしまう。元は妹のためを思ってやったことが完全に裏目ってしまい、一人になってしまったマーカス君は心を病み、「片っ端からブッ殺してやる!!」という怒りの復讐殺戮マシーンとして生まれ変わった。その深い凶器は事の発端であるオードリーへ向けられたのでした。

Go!マーカス!Go! 殺せ!マーカス!片っ端から!!

Review

とにかくブッ殺しまくるだけのいつもの安心安牌映画。

いつも通りにとにかく殺すだけなんだけども、殺し一辺倒にもならず、オードリーとマーカスの過去も雑ながらもちゃんと描こうとしているし、一般的なスラッシャーのなかではかなりまともな部類に入る「映画」だ。

肝心のゴア描写は自主制作とは思えないクオリティ。公式サイトもかなりハイテンションな勢いを感じる。

The Orphan Killer official site

なぜこんな勢いあるサイトかというと、DVDは一般流通されておらず、公式サイトから製作者直販でのみDVDが購入可能なんですね。サイン付きDVDも$25で買えるよ!サントラも付いてるよ!!さらに日本語字幕も付いてる!ステキ!!!

  • 立ち画、殺しの技術、体力、必要十分。とにかく鉄仮面殺人鬼マーカスを売り出したいという気合いを感じる。でも残念なことに、鉄仮面被ってるだけで他のスター殺人鬼を超える魅力がないんだよなぁ。。

  • 腕を切り落とされた瀕死の神父がオードリーに「もう殺してくれー!神もOKだって言うヨー!もう殺してクレー!」って懇願するんだけど、お前それ、甘えすぎだろと。立派な殉教者になれないぞ!

  • オードリーさんの役者、絶対、監督のスケだろうなぁ。。。なんかね、愛情を感じるんですなー。エロいすなー。

  • オードリーさんは、すぐ殺されません。「てめぇ!バービー人形ごときに釣られやがって!!」っと、有刺鉄線でグルグル巻きにされヒーヒー言わされます。これが凄く痛そうなんですよ。

とにかくオードリーさんがねぇ、凄く顔のパーツが大きい女優さんで、もう表情がスゴいんですわ。顔芸の域に達しています。これは彼女の為の映画ですね、間違いなく。血塗れの女の人が好きな輩にとっても大好物でしょう。

痛そうな描写は十分なので、後は荒々しい脚本を上手いこと纏められるようになれば、化ける監督かもしれません。
今は本作の売り出し一辺倒らしいので、次作に期待ですね。

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