Cap00456

田舎ッペ麻薬王と田舎ッペ自警団が大暴れ!

作品データ

2012年 アメリカ
監督:ウォード・ロバーツ、出演:アンバー・ベンソン、アーロン・ガフィ、デヴィン・バリー、トラビス・ベッツ

レビュー

話だけ聞くとハードな感じなのだが・・

Cap00481Cap00483

隻眼の何でも屋ジャックが水道修理の依頼を受け気怠く車を走らせていると、ボコられた男が路上に倒れていた。とりあえず声をかけ「どうしたんだ?」と車に乗せる。ハーマンと名乗る男は地元麻薬組織とトラブルに巻き込まれ、ボコられ路上に投げ捨てらたらしい。しかしこの男、どうもやらキチガイだった様子「オレ、お礼になんでもやっちゃうよ!手コキなんてお手のモノさ!やったげんぜ!デヘヘグヘヘ!」と言ってのける。「うわ、なにこいつキモッ」速攻でハーマンを捨て置くジャック。

Cap00445Cap00442

水道修理の依頼は子持ちの人妻、エラからであった。ジャックは自身のマッチョっぷりをアピールしつつ水道をサクッと修理。しっぽり人妻宅でくつろいでいると「オマエ!オレのヨメになにしてやがる!」とハーマンが登場。

このバカ変態男はエラの亭主だったのだ。ひとしきり乱闘した後、何故かジャックはハーマンが巻き込まれた麻薬組織とのトラブルのケツ拭きを行うことに。

Cap00486Cap00473

ジャックは、師匠であるインチキ臭いネイティブインディアンのモーとともに麻薬組織のアジトに殴り込みをかけるのだが、組織の長バズはカニバリストでありサタニストでありバイセクシャルであり、ノンケの警官でさえ2重の意味にで喰っちまうド変態。さらに取り巻きもクセあるキチガイばかりだった。こんな連中に真っ向勝負しても勝てるわけも無く、エラの赤ん坊を誘拐され、ハーマンは犬の餌にされてしまう。

Cap00454Cap00446

しかし、ジャックはエラ、モーとともに赤ん坊を取り返すために再度組織に勝負を挑むのであった。

Cap00513Cap00511

実際はアンダーネタで埋め尽くされたシモネタバイオレンス映画

メッチャ下品。トロマ作品に通じるおゲレツさがあるが、それよりは上品。それでもカマ掘り、手コキ、乱交。こればっか。とにかくケツネタが多く、ケツ好きには堪らない映画だ。

Cap00480Cap00482

↑ジャックの肩には「殺人」と入れ墨があるが、エラに「それはどういう意味なの?」と聞かれ「Life taker」とか答えちゃう。いや、そうなんだけど、ちょっと言い方かっこよくね?

Cap00449Cap00452

↑警官の首を絞めながらオナニー。Bukkakeをキメ、さらにそのあと焼いてみんなで食べる

Cap00499Cap00491

↑クライマックスは砂漠で大乱交(戦)

Cap00470Cap00440

↑ジャックとモーのやりとりは「矢文」で、挨拶は何故か「ナマステ」。インチキじゃねぇか!!!

しかし、おふざけに気合いが入る一方で、バイオレンス描写も相当頑張っている。スタントは基本的に当人達で行ったようで、ハーマン役の役者さんは肋骨を骨折したとかしないとか。時折、思い出したようにゴア描写が入れ込まれるのも嬉しい。

Cap00472Cap00464

↑日本に何故か輸入されないKillJoyシリーズでアクの強い警官役のアル・バークは、The Lizardというショッパイい名前のナンバー2として大活躍

Cap00460Cap00459

Cap00478Cap00458

Cap00461Cap00433

Cap00431Cap00432

↑この通り、嬉しい描写が満載。

俳優がゴアいアクション映画を撮るのが最近流行っているのか、本作も本来は俳優が本職であるウォード・ロバーツが監督・脚本を担当。赤ん坊には自分自身の娘を使うという気の入れようである。立派立派。
また彼はシド・ヘイグにピエロ役をやらせるというベタなコメディ「Little Big Top」を製作、本作とは全く違うコメディだが高評価を得ている。

本作は下品なシモネタに彩られたハードなゴアアクションでグラインド・ハウス・ウェスタンといった趣。ドタバタ(バイオレンス)コメディが好きなら気に入る作品だ。

Cap00494Cap00476

Cap00503Cap00504

70258484

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事